プリズナー

自分の心の中に縛りと制限を作り、まるでそこの囚人かのごとく生きてしまう。
そこから出ようとしない。
外の日が眩しく見えてしまう。というか見ようともしない。
自分の制約の世界で酔いしれている。
あまりものストレスから、この中に逃げ込むことで、逆に解放され、平穏の場を見出したと勘違いしている。
看守が抜け出せないように見張っているように感じているが、それはもはや妄想である。
闇の妄想の世界で生きている。闇堕ちの住人。
いつも過ぎ去ったことに縛られて自分自身の心を閉じ込めて未来を遮る。自らの貧弱な心を荒廃させていく。
いつも世の中は自分に否定的で、絶望しか与えないと、心の囚人は色眼鏡をかける。
他の人は、最終的に敵であり、心の中で批判する対象である。
ある意味、お姫様病、王子様病も囚人ゆえにおこす自己陶酔である。
憂うつな気分の悪循環は、考え方を歪ませ、不愉快な気分なだけなのに、事象があたかも真実のように受け止められ、何もかもが悲観的に思えてくる。
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